
HAUSは芸術の中間支援団体
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Artist Tree 渡辺たけし 劇作家、演劇、演出家、インタビューアー、インタビュー、数学、教職員、学校、HAUS、蘭越、蘭越演劇実験室後志管内蘭越町在住。 中学校数学教員 劇作家、演出家、インタビューアー(見習い)。 地元蘭越や札幌や白老で作品を作っています。 最近の活動2022年に蘭越演劇実験室で上演した「note」の戯曲2021年にトビウ芸術祭上演した「今日も夕げにのろしが上がる」の戯曲ホームページhttps://rankoshidrama.jimdofree.com/連絡先Facebook:facebook.com/takeshi.watanabe.0525Twitter : https://twitter.com/watanabee1Instagram:https://www.instagram.com/pooboo71/e-mail: pooboo71・;・gmail.com(・;・を@に)略歴1971年 北海道小樽生まれ1996年 北海道で中学校教員として勤務し始める あわせて作品づくりも始める主な参加作品2022年 蘭越演劇実験室「note」脚本・演出(札幌bloch、蘭越町)Sapporo DanceCollective「My Foolish Mind 」(札幌、蘭越町)Sapporo DanceCollective「カタパルト」ドラマトゥルク(札幌コンカリーニョ)2021年指輪ホテル 「ポトラッチ」ドラマトゥルク(白老町「蔵」)トビウ芸術祭「今日も夕げにのろしが上がる」脚本(白老町)トビウ芸術祭「シラオイ・ タウンページ・コンピレーション」作品制作(白老町)2020年トビウ芸術祭「白老夜話」脚本・演出(白老町)INDEPENDENT:SPR20「遊泳」脚本・演出(札幌コンカリーニョ)Sapporo DanceCollective「さっぽろ文庫101巻 『声』 」ドラマトゥルク(札幌コンカリーニョ)2019年西区住民参加温故知新音楽劇「新・オシャレな果実」脚本(札幌コンカリーニョ)トビウ芸術祭「雁月☆泡雪」脚本・演出(白老町)トビウ芸術祭「トビウ小7年2組」企画(白老町)蘭越演劇実験室「YUKINOONNA」脚本・演出(札幌コンカリーニョ、蘭越町)蘭越演劇実験室「ゆきおんな」脚本・演出(ニセコ町Ice Village)それより以前の参加作品はかいつまんで・・・2018年NPO法人コンカリーニョ「オールド・ブラック・ジョー」脚本(札幌コンカリーニョ)2017年札幌国際芸術祭2017 市電プロジェクト×指輪ホテル「Rest In Peace, Sapporo~ひかりの街をはしる星屑~」ドラマトゥルク(札幌市)2012年 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2012テスト・サンプル02「キオク REVERSIBLE」出演(新潟県)
Artist Tree 小林大賀 1986年 札幌生まれ木彫からCGまで様々な手法を用いて幻想的なイメージを制作。 近年は、映像、絵本、絵画を制作している。(サンプルが表示されています)「編集」ボタンをクリックして、ArtistTreeのページを作成しましょう!画像や文章を追加して、作品集やCV、協力者の募集、イベントのお知らせなど、目的に合わせて自由にページを作ることができますHAUSメンバーによる確認が完了するとArtist Treeのページに掲載されます(確認の完了は登録いただいたメールアドレスにお知らせします)参考ページみんなのArtistTreeを見てみようすべての Artist Tree を表示CVの書き方の参考に羊屋白玉さんのArtistTree映像作品も紹介できます箱崎慈華さんのArtistTreeお知らせ2月中旬より自作の絵本「謝肉祭」の原画を中心とした個展を開催します。会場にて本の販売もいたします。足元の悪い季節ですが、お越しいただければと思います。会場:TOOV cafe /gallery ト・オン・カフェ / ギャラリー会期:2023年2月14日(火)~2月26日(日)会期中無休。時間:10:30~20:00札幌市中央区南9条西3丁目2-1 マジソンハイツ1階 (地下鉄南北線「中島公園駅」より徒歩2分)TEL 011(299)63802月14,18,19,25,26日は在廊予定です。(18,19日は13時30分~)連絡先taiga.kob@gmail.comwww.taigakobayashi.com略歴1986年 札幌生まれ木彫からCGまで様々な手法を用いて幻想的なイメージを制作。近年は、映像、絵本、絵画を制作。Sapporo Dance Collectiveにて映像制作として関わる。2008 卒業制作として舞台作品「聖ペテロ神輿さま御奉納のための祭典」を上演。2009 レトロスペース坂にて個展を開催。2010 自身のパフォーマンスグループ「円山貴人会」を発足し、活動を開始する。a-lifeでの単独公演「七夕園遊会」、moleでのイベントへの参加の他、赤ヒ部屋(札幌)、Spiritual Lounge(札幌)、青い部屋(渋谷)カレイドスコピック(町田)などに出演。2012 BADO!2012のクラウドファウンディングに企画を応募し、後援を得てアメリカ、バルセロナにてグラフィック作品の制作を行う。2014 親子展「Mi Familia」をOYOYOにて開催。2015 Necco(札幌)にてパフォーマンスイベントに参加。シゲちゃんランドにて「原人祭り」に参加。Zine「Signe」を発行し、エッセイを寄稿する。2018 tumblrにて「往復書簡」を開設。詩人の三角みづ紀と毎日連載を行う。短編映像作品「朝を聞く」を南イタリア、マテーラにて制作。短編映画「秋」主演。監督:Jun Chon (Austria Independent Film Festival 公式出品)2019 短編映像作品「雪が降ってゐる……」、「影の湖」を中也の会大会にて上映(中原中也記念館)。短編映像「風の回廊」を制作。セルビアとハンガリーにて三角みづ紀と滞在制作を行い「スロボダ広場」、「海底を歩く」を制作。2020 第3回マオイの丘ワイナリーエチケットアワード にて「Mi Familia」佳作入選。中原中也生誕祭に三角みづ紀と共同制作の短編映像作品「骨」を出品。EU-JapanFestの配信プログラムKeepgoing TOGETHERにて三角みづ紀との共同制作映像シリーズ「yukue」「雷鳴」「今日の天使」「モビール」を旧作と併せて公開。「yukue」「今日の天使」をThe World After Corona Virusへ出品。Nation's Short Film Festival(オーストリア)にて「風の回廊」を公式上映。2021 アーティスト・イン・スクール「おとどけアート」プログラムに参加。西岡南小学校にて4週間の活動を行う。 Sapporo Dance Collective「My Foolish Mind」「CATAPULT」撮影、映像制作を担当。2022 HAUSサバイバルアワードの支援を受け、アートの心理学的
Artist Tree 玉川健一郎 ジャズ 福居良 SLOWBOAT ヴォーカル レッスン ライブ「玉ちゃんは出会った時から現在(いま)に至るまでボクの遥か先を行く歌い手だ」-近藤房之助 学生時代、近藤房之助らと出会いブルース、R&Bを歌う。 2004年、日本を代表するバップピアニスト福居良との出会いをきっかけにジャズへ傾倒。札幌の"jazz live SLOWBOAT(福居の店)"でジャズ修行をスタートさせた。 後、福居を通じ、ジャズ・レジェンド、バリー・ハリスに師事。 福居の下で磨かれたジャズスピリット、バリー・ハリスとの出会いから学んだ繊細な歌心を併せ持つと評される。 札幌を拠点に日本各地でライブ活動中。希少な男性ジャズ・シンガーである。 また、ジャズ・スタンダードを歌いたい方へのレッスンも行っている。 レッスン・演奏依頼は jazztama2008@yahoo.co.jp まで。 2018年6月、ファーストCD「ON A SLOWBOAT」を発表。 2021年10月、セカンドCD「Sings For You」を発表。 主な共演ジャズプレイヤー 福居良・バリー・ハリス・佐山雅弘・竹下清志・野本秀一・南山雅樹・後藤浩二・竹田一彦・田口悌治・西山満・岡田勉・小杉敏・金子健・丹羽肇・江藤良人・高橋徹・竹村一哲・横山和明・森剣治・小濱安浩・澤田一範・奥野義典…(サンプルが表示されています)「編集」ボタンをクリックして、ArtistTreeのページを作成しましょう!画像や文章を追加して、作品集やCV、協力者の募集、イベントのお知らせなど、目的に合わせて自由にページを作ることができますHAUSメンバーによる確認が完了するとArtist Treeのページに掲載されます(確認の完了は登録いただいたメールアドレスにお知らせします)参考ページみんなのArtistTreeを見てみようすべての Artist Tree を表示CVの書き方の参考に羊屋白玉さんのArtistTree映像作品も紹介できます箱崎慈華さんのArtistTree お知らせ グループ展のお知らせ会期:00年0月0日〜00年0月0日11:00~19:00(××休)会場:〇△〇△ギャラリー〇〇市 〇〇 0-0-0 連絡先 Twitter@HokkaidoAUShello [at] haus.pink 略歴 0000年 〇〇生まれ主な出演作品0000年 「〇△〇△」××□□パーク(△△)0000年 「△△△△」〇〇〇〇劇場(××)
Artist Tree 大川敬介 木こり、俳優、舞台、芝居、演劇Crack Works主宰 俳優、演出家、映像作家、木こり、THE ICEMANS。 脚本家、秦建日子氏に2年間師事後、様々な劇団やダンス、舞踏作品などジャンルレスに参加。 2021年より、Crack Worksを主宰し、映像作品「undercurrent」をYOUTUBEに発表。演劇という枠に捉われない作品、企画を発表。 2022年より、造形作家、竹中博彦氏(THE ICEMANS主宰)と「Potluk Party」という月1回の持ち寄りピクニックのような集まりの場を開催。 2023年より、自身のアートワーク制作を始める。お知らせ札幌演劇シーズン2023冬 劇団千年王國 公演 「からだの贈りもの」 ------------------- ■息をすること、汗をかくこと、逃げること、涙を流すこと、抱きしめること。 エイズ患者のホームケア・エイドとして働く「私」は、彼らに寄り添い、ひとつ、ひとつの生の手触りのギフトをもらう。 いま生きているからだの贈り物を通して、生と死を見つめる、静謐な短編集。 エイズ患者のホームケア・ワーカーとして働く「私」と患者たちの交流を描き、世界中でベストセラーとなったレベッカ・ブラウンの小説「体の贈り物」を舞台化。-------------------■公演日時 2/4(土)17:00 2/5(日)14:00 2/6(月)19:00 2/7(火)19:00 2/8(水)14:00 2/9(木)19:00 2/10(金)19:00 2/11(土・祝)14:00 ■出演 大森弥子リンノスケ大川敬介櫻井ヒロ三瓶竜大佐藤亜紀子■演奏嵯峨治彦/あらひろこ■会場/生活支援型文化施設コンカリーニョ ■料金/一般 3000円、学生 1500円 札幌演劇シーズン (s-e-season.com) ■チケット取り扱い/ローソンケット(Lコード:18248)チケットぴあ(Pコード:516-266)エヌチケ、パスマーケット、道新プレイガイド連絡先Twitter@theatrebook略歴
Artist Tree 櫻井ヒロ 櫻井ヒロ(ダンサー、振付家、放課後児童支援員) コンタクト・インプロビゼーションユニットmicelle主宰、HAUS立ち上げメンバー。 主催公演を中心に、国内外のダンスアーティストと連携しての招聘公演、新進ダンサーとの共同制作、子育て支援センターや高齢者施設等での公演およびWS、地方劇場との協働によるコミュニティダンス事業などを精力的に行っている。 2019年札幌市民芸術祭 奨励賞受賞。 https://micelle.jimdofree.com/ News公演のお知らせ札幌演劇シーズン2023冬 劇団千年王國 公演 「からだの贈りもの」 ■会場/生活支援型文化施設コンカリーニョ ■料金/一般 3000円、学生 1500円 ■息をすること、汗をかくこと、逃げること、涙を流すこと、抱きしめること。 エイズ患者のホームケア・エイドとして働く「私」は、彼らに寄り添い、ひとつ、ひとつの生の手触りのギフトをもらう。 いま生きているからだの贈り物を通して、生と死を見つめる、静謐な短編集。 エイズ患者のホームケア・ワーカーとして働く「私」と患者たちの交流を描き、世界中でベストセラーとなったレベッカ・ブラウンの小説「体の贈り物」を舞台化。 ■公演日時 2/4(土)17:00 2/5(日)14:00 2/6(月)19:00 2/7(火)19:00 2/8(水)14:00 2/9(木)19:00 2/10(金)19:00 2/11(土・祝)14:00 ■出演 大森弥子/リンノスケ/大川敬介/櫻井ヒロ/三瓶竜大/佐藤亜紀子 ■演奏/嵯峨治彦/あらひろこ 札幌演劇シーズン (s-e-season.com) ■チケット取り扱い/ローソンケット(Lコード:18248)、チケットぴあ(Pコード:516-266)、エヌチケ、パスマーケット、道新プレイガイドWorks画像+キャプション画像ブロックや動画(埋め込みブロック)を追加することで、ポートフォリオのように使用することもできます。Contact https://micelle.jimdofree.com/Twitter: @HokkaidoAUSe-mail: hello ・;・ haus.pink(・;・を@に)HAUSはアーティストが出会える場所を作りたいと考えています。ウェブサイトやSNSアカウントへのリンク、メールアドレスなど、公開可能な連絡先を掲載してみましょう。Biography0000年 〇〇生まれ主な出演作品0000年 「〇△〇△」××□□パーク(△△)0000年 「△△△△」〇〇〇〇劇場(××)あなたの活動歴を記載することもできます。
Artist Tree 森嶋 拓 コンテンポラリーダンス、舞踏、舞台芸術、芸術祭CONTE-SAPPORO Dance center プロデューサー舞台芸術のプロデューサーとして人材育成、環境整備、企画公演の主催、稽古場支援、道外アーティストの制作支援などを行っている。主な事業 北海道舞踏フェスティバル、Dance Exhibition Sapporo、飛生芸術祭、TOBIU CAMP、トビウの森と村祭り、サッポロコレオ振付家養成講座、ダンスに没頭する4日間、近代文学演舞「地獄変」などお知らせ北海道と九州を芸術と文化で繋ぐプロジェクトのクラウドファンディング実施中連絡先https://conte-sapporo.comdance [at] conte-sapporo.com略歴CONTE-SAPPORO Dance center プロデューサー16歳でストリートダンスを始め、19歳からプロダンサー、ダンス講師として活動開始。20歳でダンススタジオを設立してピーク時は約20人の講師を抱えるが、26歳の時にダンスの仕事を全て辞めて家業の新規事業立ち上げに関わる。会社員をしながらイベントや公演を主催するようになり2010年にはフリースペースを開店、2012年にはダンスセンターを立ち上げる。2017年には会社の事業を継承して独立。写真家の妻と共に株式会社ラツカを創立し、舞台芸術から撮影、ネットショップ運営まであらゆる仕事を請け負っている。
Artist Tree 平中まみ子(まみこし) イラスト、グラフィックレコーディング、タイポグラフィ、グラフィックデザイン、札幌、1992年生まれ。札幌在住。 まみこしと呼ばれています。 イラストレーター、グラフィックレコーダー、グラフィックデザイナー等々、「絵と文字を描く」ことを主軸に、会社に勤めながら色々な活動をしています。 (2023年1〜9月までは無職の予定です) 2017年から少しづつフリーのお仕事も頂いています。オリジナルグッズの制作、グループ展への参加等もしています。 グラフィックレコーディング、webデザイン、動画編集は勉強中です。主なWORKSHAUS SURVIVAL AWARD 2022公募パンフレット(イラスト、文字、グラフィックレコーディング、表紙デザイン)「ハウス・サバイバル・アワード2022」のパンフレットのイラスト・文字・グラフィックレコーディングを描かせて頂きました👨🏻🎨パンフレット用に描いたイラストやグラフィックレコーディングは、こちらのページにも散りばめられておりますので、よろしければ御覧下さい。https://haus.pink/archive/2022/survivalaward/イラスト・文字|平中まみ子デザイン|草梛 亮文責・編集|HAUS銭湯×グループ作品展「愛と湯展 〜+1℃をまとって〜」(タイトルロゴ、メインビジュアル、DMデザイン、グッズデザイン、作品出展)銭湯を愛する大学の後輩よりお声がけ頂き、銭湯をテーマにしたグループ作品展に参加しました。老若男女様々な方にご来場頂いては、銭湯談義に花が咲き、非常にホカホカとした空間に仕上がりました。Instagram@i_to_yu_tenTwitter@i_to_yu_ten私が出展した作品や、制作したグッズの一覧はこちら自主制作ZINE「えほん」「えっ(そうなの?知らなかった!)」「え〜(ヤダなー)」等々、「え」は一言で様々な感情を表現出来る言葉です。そのあらゆる感情の「え」をひたすらにレタリングで表現し、一冊のZINEにしました。ぜひ声に出して読んでいただきたいです。※2016年にNEVER MIND THE BOOKSにて手刷りで販売したものを2018年に再編集・製本し、 同イベントにて再販しました。2016年に制作したものは、Sapporo Art Directors Club 2016で入選しました。(全24ページ/モノクロ)HPhttps://hrnk035.tumblr.com/Twitter@hrnk035Instagram@hrnk035連絡先hrnk.035 [at] gmail.com略歴1992年 北海道札幌生まれ2015年 札幌市立大学デザイン学部卒業2015-2022年 札幌市内でアルバイトや正社員を転々としながら、創作活動に励む2023年 webデザイン・動画編集の勉強に専念するため無職となる。(創作活動は継続中)→目標は10月にwebデザイナーとして転職すること。主な展示・イベント参加歴2012.05 ほくせんギャラリーivory noumenonグループ展「じてん」2012.09 奔別アートプロジェクト20122013.05 ほくせんギャラリーivory noumenonグループ展「へんたい」2013.09 奔別アートプロジェクト20132014.02 札幌国際芸術祭2014トーク&レクチャー3 グラフィックレコーディング2014.04 第3回武邑塾 グラフィックレコーディング2014.05 ほくせんギャラリーivory noumenonグループ展「め」2014.08 そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト20142015.02 品品法邑 上遠野敏と愉快な仲間達展2015.02 石炭博物館再生シンポジウム グラフィックレコーディング2015.03 卒業修了研究展「清水沢階層録」2015.06 JR清水沢駅 個展 「石炭回想録」2015.07 ART-MANgallery Exhibition 夏展2015.09 そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト20152015.09 500m美術館「SAPPORO ART MAP 3」ART-MANgalleryブース2016.07 札幌テレビ塔「NEVER MIND THE BOOKS 2016」出店 (アオタマオ)2016.11 大通美術館 JAGDA HOKKAIDO POSTER EXHIBITION 20162018.09 札幌テレビ塔「NEVER MIND THE BOOKS 2018」出店2021.10 space1-15内 レンタルスペース307 「愛と湯展 〜+1℃をまとって〜」
Artist Tree 三瓶竜大 ポケット企画、劇団清水企画、劇作、演出、俳優、ままならないこと、おせっかい2018年4月劇団清水企画へ俳優として所属。 同年11月ポケット企画を立ち上げ。 劇作家/演出家として活動している。 大学在学中にTGR札幌劇場祭 新人賞 全国学生演劇祭 最優秀賞 おうさか学生演劇祭 最優秀劇団賞 を受賞。お知らせ【関西の方へ届けー!】僕たちポケット企画は「ポケットに入れて持ち運べる」を作品コンセプトとして、札幌で演劇活動を行なっています。拠点である札幌を飛び出し、全国学生演劇祭、おうさか学生演劇祭と各地の主要な学生演劇祭で「最優秀賞」をいただいてきました。今回は関西演劇で若手の登竜門とも謳われる「ウイングカップ」参加へ向けた作品創作を行います。身体や言葉のやりとりといった舞台の基本へたち返り「ヨロコビ」をテーマとした作品を札幌と大阪の皆様へお届けします。こんなご時世だからこそ、小さなヨロコビを、気づきのような瞬間を皆様と共有できれば幸いです。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーウイングカップ2022参加作品シアターZOO提携公演ポケット企画 第8回公演『おきて』作・演出:三瓶竜大◆大阪公演 2023年1月27日(金)19:00〜28日(土)15:00〜/19:00〜29日(日)13:00〜/17:00〜ウイングフィールド〒542-0083 大阪府大阪市中央区東心斎橋2丁目1−27◆札幌公演 2023年2月24日(金)19:00〜25日(土)15:00〜/19:00〜26日(日)13:00〜/17:00〜扇谷記念スタジオ・シアターZOO〒064-0811 北海道札幌市中央区南11条西1丁目3−17 ファミール中島公園◆お値段(当日各500円増)一般2500円 U25 1500円高校生以下1000円◆ご予約○こりっち・大阪公演https://stage.corich.jp/stage/184731/ticket_apply・札幌公演https://stage.corich.jp/stage/184730/ticket_applyこちらが公演情報の掲載されているホームページです。ポケット企画ホームページhttps://pocket-kikaku.com/news/817/連絡先contact@pocket-kikaku.comtwitter @enngeki0313略歴2000年 3月生まれ。辰年。O型。高校生から演劇を始める。ポケット企画は今年で5年目。応援よろしくお願いします🤲
Artist Tree 箱崎慈華 映像制作をしていますニュース2023年の活動HAUS(Hokkaido Artists Union Studies)のマルチメディア担当として勉強会企画などの技術的支援を行っています。今年は何らか自分主体の作品を作りたい...!作品監督作品https://youtu.be/eeV22mvELjo 2015年「風の刻みゆく」脚本・監督「場所には、ストーリーがある。」をコンセプトとしたプロジェクト Sapporo Movie Sketch にて製作した作品。メインロケーションは、野外に様々な彫刻を展示する札幌芸術の森の砂澤ビッキ 彫刻作「四つの風」の周辺です。企画製作: Inter x cross Creative Center映像配信参加作品https://youtu.be/6M6KilekN-I 2020年「さっぽろ文庫101巻 『声』Sapporobunko Library Vol.101 “Voice Up”」Sapporo Dance Collective配信・撮影・編集“さっぽろ文庫101巻『声」“は、昭和52年9月の初刊行から、平成14年の100巻で休止符を打った、「さっぽろ文庫」を目覚めさせ、復活をテーマにしています。 札幌の風土の中で生まれ育った芸術、文化、社会、自然を広く紹介してきた「さっぽろ文庫」からインスパイアーを受け、2020年101巻目として、現在の「声」をダンス作品化しました。 COVID19の世界的な感染拡大を同時代に体験したものとして、メンバーの身近な人たちへのインタビューや対話の中から「声」を収集。またアンケート調査の回答からも「声」を探しました。札幌市文化芸術公演補助金「さっぽろアートライブ」配信公演Sapporo Dance Collective 公式サイト撮影・編集参加作品https://youtu.be/TM_WFewih9I 2021年 「コンテンポラリーダンス&音楽ライブ公演【present】」撮影・編集trailerと公演本番映像の撮影・編集出演: 河野千晶(踊り) 佐藤夕香(ジャンベ・縄文太鼓) 烏一匹(サックス) 凛子(二胡とうた)https://youtu.be/yyT3Wld7D-k 2022年 「生活史とダンス〜サッポロ、シリベシ、マシケ編」サッポロダンスコレクティヴMy Foolish Mind 〜 Crying from mycelium societyおろかなりわがこころ〜遥かなる菌糸社会からの呼び声撮影・編集(映像作家 小林大賀との共作)コロナ禍、旅をしながら、道内様々な場所で、巨大キノコのような氷のドームを冬の徴(しるし)として作り続けるTHE ICEMANS。 この作品は、2022年冬、わたしたちサッポロダンスコレクティヴがTHE ICEMANSと道内三箇所で地域の方々とともに作品をつくった旅の叙景詩。わたしたちが見たものは、記録的な大雪の中、大雪に添い、大雪に嘆き、大雪を愉しんだ小さな生活の数々。地域における移住者の声、海の叫び、山の眼差し。キノコが地中で菌糸を張り巡らす生態を、人間社会にも置き換え、細くとも無数のつながりが起きてゆくことが、コロナ禍の、国内外の悲劇禍の、ひとびとの営みをささえてゆくことを願って。それはキノコの菌糸社会へのオマージュである。https://youtu.be/ysxmzs481Bw 2022年 「カタパルト/CATAPULT」サッポロダンスコレクティヴ撮影・編集(映像作家 小林大賀との共作)札幌、後志、増毛、道内3地方のリサーチを経て綴られる生活史とダンス。農業、原発、介護、オリンピック、そしてCovid-19… 2022年3月公開の映像作品”My Foolish Mind”に続き、降りしきる現代の課題を踊る。連絡先Twitter: @sobakasuYoshikae-mail: hakozaki ・;・ haus.pink(・;・を@略歴1987年北海道札幌市生まれ。2008年に札幌市立高等専門学校へ入学。デザインの基礎を学んだのち環境デザインコースへ進級。在学中、映画サークルに入ったことをきっかけに自主映画の制作活動を始める。2012年に札幌市立高等専門学校を卒業後、自主映画制作を続ける。2015年より北海道大学オープンエデュケーションセンターで技術職員として勤務し、映像教材制作業務に携わる。2020年の配信公演「さっぽろ文庫101巻 『声』」よりサッポロダンスコレクティヴの活動に映像制作として参加し、HAUSの活動へも関わることとなった。作品上映・配信歴2008年北海道インディペンデント映像フェスティバル(ATTIC)監督・脚本作品「教室の幼生たち」2012年札幌国際短編映画祭 北海道オフシアター(シアターキノ)監督・脚本作品「恋についての短編-失恋-」札幌国際短編映画祭 クワトロDシネマ(札幌プラザ2・5)監督・脚本作品「言葉は行方知れず」2016年Sapporo Movie Sketch(企画 : Inter x cross Creative Center YouTube配信)監督・脚本作品「風の刻みゆく」
Artist Tree 戸島由浦(TOJIMA Yura) アートマネージャー、アートプロデューサー、企画、制作、マネジメント、制作過程、相談支援、兼業、若手アートマネージャー、時々プロデューサー。HAUS/ひよこアーツにて主な活動を行う。作品や表現が生まれる過程やアーティストの存在そのものに魅力を見出して企画を行う。近年は相談支援にも関心を抱き、アート専門のキャリアコンサルタント的役割を志す。 好きな食べ物はぶどうとさつまいも。ニュース来年夏、伝統芸能ワークショップ(in東京)、参加型即興パフォーマンス(in札幌時計台)を予定。プロジェクト〇ひよこアーツアートに関わる若手のキャリアを知ったり広めたりし、社会とつなげ、より多様な人が多様な方法で芸術に関わって生きていく創造環境作りを目指しています。私たち自身が、目指す方向ややるべきことを模索しながら人生を歩むひよこのような存在です。「アートとは何か?」という対象自体にも問を向けながら、イベント企画やインタビュー活動をしています。https://piyopiyoarts.com/げいじゅつ職レポ隊ぴよぴよBYひよこアーツ美術大学・芸術大学・音楽大学の学生は卒業後、どんな生き方をしているのでしょうか?職レポとして、芸術に関わる方の生き方やキャリアをレポートします。Instagramはこちらhttps://www.instagram.com/piyopiyo_arts/〇HAUS Hokkaido Artists Union Studieshttps://haus.pink/〇のぞいてみよう、でんちゅうさんちの芸術っ子東京谷中の旧平櫛田中邸を舞台に、芸術っ子が手がける表現と、そのプロセスを共に味わっていただく回遊参加型パフォーマンスです。略歴アートマネージャー、時々プロデューサー。HAUS/ひよこアーツにて主な活動を行う。作品や表現が生まれる過程やアーティストの存在そのものに魅力を見出して企画を行う。近年は相談支援にも関心を抱き、アート専門のキャリアコンサルタント的役割を志す。1998年兵庫県生まれ。幼少よりピアノと絵画に取り組む。高校時代、演劇づくりを体験し、参加者を引き込む企画とは何かを考え始める。2021年東京藝術大学音楽環境創造科を卒業。在学中はアートマネジメントを学び、アーティストが行う子供向けワークショップの展開を研究した。2018年~2020年 「あの曲のなまおと音楽会」と題して東京都足立区内の小学校ででピアノ、筝の音楽会を行う。2021年 旧平櫛田中邸を舞台とした回遊参加型パフォーマンス「のぞいてみよう、でんちゅうさんちの芸術っ子」を企画。2021年 キャリアや生き方に関するアーティストインタビュー「げいじゅつ職レポ隊ぴよぴよ」を始動。2022年 アート企画団体ひよこアーツを立ち上げ、「お隣さんはアーティスト」、「路上写真展」等を開催。その他、他団体との提携ワークショップを開催。現在、札幌市に拠点を置き、Hokkaido Artists Union Studiesメンバーとして活動を行っている。Messageアーティストはなぜアーティストになったのでしょうか。私にとって彼らは、自分のやりたいことを貫き、社会の様々なルールやしがらみにとらわれずサバイブしてゆく人々です。独自の関心やこだわりをもって作品に向き合う過程はとても魅力的で、しかし様々な困難が伴います。それが可能になるなら、きっともっと多くの人が幸せに暮らせると思うのです。連絡先・SNShttps://www.facebook.com/yuuurarinhttps://www.instagram.com/yurarirarirari/yuuurarin■gmail.com(■→@)https://twitter.com/YURARIN95
ハウスサバイバルアワード Gallery Slideがプレオープンしました #ハウスサバイバルアワード 株式会社トーチ伴走リポートGallery Slideがプレオープンしました2022.12.15text 戸島(HAUS)Gallery Slideが、北18条のSeesaw Booksの隣に完成しました。プレオープン企画では3名のアーティストの作品を迎えています。元々は車庫だったスペースが、小さなギャラリーに生まれ変わりました。佐野和哉さんという方が、メディア表現を学んだ後、株式会社トーチを立ち上げ、メディアを活用した事業を中心に活動なさっています。今回、Gallery Slideというギャラリーを作るということで、HAUSは資金の一部を助成しました。Gallery Slideの構想は、札幌にギャラリーや展示スペースが少ない、これでは札幌の若手作家の展示機会が限られてしまう、道外の最先端のアートも呼び込みにくい、という問題意識から始まりました。創作活動に取り込む方のモチベーション向上や活動発展に活かせればと考えています。10月に予定地を見せてもらった時には軽量鉄骨と板で形にしていっている途中でした。元々車庫の場所なので天井が低いのですが、それを活かしながら面白い場にできたらと話しておりました。完成した今、考えているのは今後の運営についてです。作品を売ったり、場所として貸したり、様子を見ながら進めていくそうです。興味のある方はぜひ!彼はこのギャラリー以外でも、工具販売店で働いていた経験を活かして、経済的な領域から、アーティスト活動を支える仕組みを作りたいと思っているとのことです。例えば、表現と生活を両立していくのに、時期を選んで働けたり、自由に淡々と作業ができたり、働きやすい場所があるといいというアイデア。実際に事業は進行していて、高齢化して事業を売りたい会社の事業承継をしようかと話が動いているそうです。アーティストの相談にのるHAUS、ビジネス領域につなげる佐野さん、お互いに協力できたらよいなと考えています。2022年12月19日(月)Gallery Slideプレオープン展示『sandbox』トークイベントhttps://torch-galleryslide-1.peatix.com/札幌でつくっている人たちとの接点をつくるために、小規模ギャラリー「Gallery Slide」プレ展示「sandbox」
ハウスサバイバルアワード ライブハウスmoleに同行 #ハウスサバイバルアワード 佐藤遥さんの伴走リポートライブハウスmole16周年イベント踊りながらの人つなぎとリサーチ2022.11.12text 戸島(HAUS)佐藤遥さんと、ライブハウスmoleに行きました。彼女は音楽ライターで、自身の注目する札幌の音楽シーンを記録しまとめたいということで、HAUSサバイバルアワードに応募してくださいました。注目しているのは特に、今回伺ったmoleなどのクラブハウスで行われるダンスミュージックです。今回、16周年イベントがあるとのことで、一緒に行って様子を見てきました。夜の11時に始まります。喫茶店で軽くお茶をしてから、会場へ向かいました。彼女は元々はイギリスのダンスミュージックが好きで、将来的にはその界隈も記事にしていきたいと話していました。会場内での彼女と周りとの交流がとても印象的でした。知り合いのDJに挨拶をしたり、見かけたことのある方に話しかけたりと、人脈を作っている様子がうかがえました。さすが音楽ライターですね。私のように初めて来た方と友人をつなげることもあり、札幌のクラブハウス文化を盛り上げたい気持ちや、周囲に慕われる彼女の人間性を感じました。熱気と人の渦に半分飲み込まれながら踊り、明け方イベントが終わった後には、当日出会った方たち数人と朝ご飯へ。DJやmoleに通う方たちと共に、眠い目をこすりながら、音楽機材の話や、佐藤さんがこれからインタビューをする相手候補の相談も話に出ました。佐藤さんの注目するものを中心としつつ、クラブハウスの経営者や出演するDJたちに相談しながら、音楽ムーヴメントが書き起こされていくことになりそうです。札幌では、いくつかの拠点それぞれの盛り上がりがあるという背景も交えながら、シーン形成期から今までの中心DJたちからかかる音楽ジャンルの様子など、少しずつ書き起こして残す予定です。Sound Lab mole 16th anniversary PARTYhttp://mole-sapporo.jp/sound-lab-mole-16th-anniversary-party/
ハウスサバイバルアワード 喫茶こんは作品だ!徳山まり奈さん伴走レポート #ハウスサバイバルアワード 徳山まり奈さん伴走レポート喫茶こんは作品だ!2022.12.text 羊屋(HAUS)ハウスの伴走日記のひとこまです(でもなんだか伴走って言葉はしっくりこない。ハウスとアーティストの関係は伴走で良いんだろうか。新しい言葉をつくりたい。もしくは意義が拡張したらいい。)9/29木曜日、喫茶こんはドーナツの日。昼休みにドーナツ買って職場へ。夕方再訪。ハウスのサバイバルアワードの結果を伝えにゆく。内容はこんなだ。まず、「ハウスからのアプローチはいつでも断ってよいのです。」という前置きをして、喫茶こんさんの店主、徳山まり奈さんに伝えました。「”喫茶店と作家たちの’’寮‘’になる場所をつくりたい”これは、まり奈さん課題というか、背中合わせの夢ってゆか、壮大な作品作りだとおもいました。ハウスはわたしは、この作品に関わりたいです。」まり奈さんは微笑んでいる。わたしはさらに、「でも今年度でなんとかなるような課題じゃないと思いました。来月〜再来月〜にお金入用な差し迫ってるアーティストにはお金を渡すことにしたのだけど、まり奈さんとはゼロ円から始めたいです、作品ができるまで。」と。彼女は微笑んでる。「寮なんて言葉久しぶりに聞いたし、寮をつくるなんていう人は初めてだし。」彼女はまだ微笑んでる。北斗高校の隣に空いてる物件を見つけたという。どういう状態かわからない。わたしならその空き家の壁に「連絡ください!!」って張り紙をはってくるとおもうけど、まずは、懇意な不動産屋さんに聞いてみよう。電話。北33西9に空いている物件があるという。早い!でもあらためて理想の物件をまり奈さんに聞く。「喫茶店と図工室みたいなアトリエみたいなところが一階にあって、2階にはアーティストが短期間でも住む寮をつくりたい。住みながら作れたらな。」と。「どうしてそんなこと思いついちゃったの?」と聞くと、まり奈さんは語る。「喫茶こんに訪れる同じ世代の作り手たちから、就職してからは、職場と家を行ったり来たりで日々が過ぎていってしまうのって聞くの。学生の時みたいに作品作りたいけど時間も場所もない。仕事も忙しいし毎日ざわざわする。そんな人たちに用意したい場所。生活の中でなにか作る時間があることで安心するひとたちがいる。職場と家の往復から逃れて、バケーション?リハビリ?サバティカル(充電)なんだろ?」喫茶店に訪れる人たちとの会話から、滞在して作り出せる寮が必要だと、作る場所と時間が必要だとまり奈さんが言うならきっとそうなのだ。喫茶店には、フリーパフェチケット買ってくれたりするお客さんがいたらいいな。それは、アトリエでつくっているアーティストにわたされるチケット。甘味の時間。まり奈さんは、来週から新しく移転したレストラン「のや」に修行にゆくと微笑んでいる。北12東5。毎週金曜日。「のや」も、わたしの家の近くにあるのも嬉しい。続きます。
ハウスサバイバルアワード 毛皮族「セクシードライバー」江本純子さんの伴走リポート #ハウスサバイバルアワード 江本純子さんの伴走リポート毛皮族「セクシードライバー」本番映像を演劇的に鑑賞する2022.12.20text 奥村(HAUS)毛皮族の江本純子さんの舞台「セクシードライバー」を観に行ってきました。HAUSでは、江本さんが2020年以降に取り組んでいる映像演劇を北海道で実現するため、会場さがしのお手伝いをしています。そういう意味で今回の公演を観に行っておいて本当に良かったと思いました。会場となっている北千住BUoYへはJR北千住駅から10分程歩いて向かいます。北千住は駅の東側は東京電機大学のキャンパスが出来て整備されましたが、西側は昭和感の漂う飲み屋さんやクラブ、お洒落な飲食店が入り混じっているユニークな場所です。BUoYにはそんなエリアと閑静な住宅街を越えて行きました。BUoYの地下に降りると、aka劇団ひとり・江本純子さんのマイクパフォーマンス(?)が開演前から既に始まっていました。キャンプチェアーが観客席として使われていて、その雰囲気はリラックスして鑑賞してもらうためのものだと分かりました。映像を鑑賞しつつ、実際の出演者がライブパフォーマンスとしてセリフを映像に合わせて発していて、映像と演劇の両方を掛け合わせたような臨場感のある舞台が設られていて、四角いスクリーンに投影される映像に熱中しつつ、会場中央からセリフを発している俳優たちの方も気を取られる刺激的な体験でした。スクリーンから飛び出してくるはずの声が、別の角度から聞こえることは不思議な体験でした。長回しで撮影された映像は編集が入らないという意味で迫力感がある一方で、余計な部分を削ぎ落としたくなることがありますが、それがあまり感じられませんでした。こう感じたのは、コロナ禍以降、家で映像を見る機会が多くなり慣れてしまっていたからでしょうか?明らかに、映像に出てくる俳優と、舞台上で演技する俳優から受け取る感覚はこれほど違うものなのかと強い印象を持ちました。
インタビュー 生活とfloatする美術家 子育てで変遷する制作スタイル 森本めぐみさんインタビュー #インタビュー 森本めぐみさんインタビュー生活とfloatする美術家子育てで変遷する制作スタイルText : 渡辺たけし(HAUS)Photograph : 長尾さや香Place:Seesaw Books(札幌市)2022.10.2札幌から福井県鯖江市へ変化を求めて移住ー今日は自由にしゃべってください。出身はどちらですか?出身は恵庭市です。ー何年生まれですか?1987年生まれです。今、34歳です。ーお住まいは札幌市南区ですね。そうです。子ども2人と夫、夫の両親、犬と猫で夫の実家に住んでいます。ーお子さんはおいくつですか?2歳と6歳です。ー来年から小学校ですね。お迎えなど大変ですね?そうですね。でも、私が自宅や保育園から少し遠い場所でフルタイムの会社員をやっていて、帰りが遅くなるので、基本的に夫が子どもたちのお迎えに行ってくれています。その後、夫が創作現場に行く感じです。ー森本さんの配偶者もアーティストですか?夫は「キトカイ」という名前で木工をやっています。今、札幌芸術の森工芸館で展示会をやっています(2022.10.2現在)。道内の工芸作家のグループ展をしています。※札幌芸術の森工芸館=工芸にまつわる展覧会が開催される札幌市の展示ホールーこのアーティストインタビューでは、今までどのように生活や作品づくりをしてきたかなどのお話ししていただいています。はい。中学校の時の美術の先生のすすめで札幌市立高等専門学校(現・札幌市立大学)というデザイン系の高専に進学しました。その時から、恵庭の家から札幌に通い続ける生活が始まりました。2011年に卒業した後、3年間ぐらいは札幌の会社に就職して働いていました。ー学校を卒業した後は、アーティストを専門の職業にしていこうと考えていたんですか?あわよくばという気持ちはありました(笑)。それで大学を卒業してすぐは、コールセンターで働いたんです。コールセンター勤務だと持ち帰り仕事がないし、勤務時間がはっきり決まってましたから、仕事の後の時間は美術作品の制作などをしていました。札幌市内だけじゃなく、自分で企画して東京で展示したりといろいろやったんです。でも、それで生計が成り立つ見込みもなかったし、美術館に呼ばれて展示することもありませんでした。「このままこんな感じの生活を続けてくのかな?」と悩んだりもしました。周りにいる美術の仕事を専業してる人の話を聞いても、美術は面白いけど、美術で生計を立てるのは当たり前ながら面白くないこともいろいろあるんだなぁ、と思ったりもして・・・ーその後、福井県に移住したそうですね。きっかけは?札幌で作品作りをしていても、周りの環境があまり変わらなかったことが理由の一つにあります。美術の作品をつくるには、技術に関することだけではなく、いろいろ経験することが必要じゃないかなと思うようになり、それで、ぽっと、福井県に何も考えないで行っちゃったんです。2013年から2018年までの間です。ーなぜ、福井県を選んだんですか?当時から付き合っていた夫が、福井県鯖江市で木工をやっていたからです。鯖江市には漆器の産地があり、夫はそこで住み込みの仕事をしてたんです。それで、時々遊びに行き、面白そうな町だなぁと思っていました。北海道から電車に乗って福井へ行き、帰りに美術館をみたり、ホタルなんか見せられたりして「あ、いいところだな」と(笑)。うちの父方の先祖が富山県にいたみたいなんです。自分でも気になっていて、昔にその辺を電車で回ってみたことはあって、北陸にはなんとなく縁を感じていました。ー福井に移住してみて、生活はどんな風に変わりましたか?移住して何週間かは消極的に求職活動をしながら家の修繕などしていたのですが、近所の人が「お弁当屋さんが仕事探してるよ」とか色々声をかけてくるようになったので「とりあえず仕事しなきゃいけないのかな」と思って、メガネ修理専門の会社に入社しました。鯖江市はメガネの町なので、メガネに関する仕事が細分化されていたんです。メガネ修理もしていましたが、私はちょっとパソコンが使えたので、事務仕事とかエクセルでお店のチラシ作ったりとか、そういうことをしていました。ー福井に住んでいる間も作品づくりはしていたんですか?福井では、全然作っていなかったですね。途中まで作っていたものや、自分の作品じゃなく関わっていた団体や町のイベントのために作っていたものは、いっぱいあったんですけれど。福井に住んでいる時は、メガネ屋で働いてお給料を稼ぐことと、「まちづくり」の活動で手一杯みたいな感じになっていました。それはそれで、楽しかったんですけど。そうしている間に5年ぐらい経っちゃったんです。ーお子さんも生まれて、子育てが始まったら、いよいよ作品の制作が難しくなったんじゃないですか?でも、子どもが生まれてから、ようやく「なんか作り始めなきゃ」と思うようになりました。子どもが生まれる前までは、自分の都合で使える時間が無限にあったんですけれどね。子どもが小さい時にしか作れないものがあるんじゃないかと考えるようになりました。子どもができてから、急に時間が方向性を持って動き始めたような気がします。それまでは、方向性のない時間がずっと続いていました。そんな生活の中に、いきなり成長し続ける子どもが入ってくると「このタイミングで何かしなくちゃいけない」という気持ちになりました。1人目の子どもが生まれた2016年に、またちょっと絵を描き始めました。お正月で札幌に里帰りしたタイミングで作品の展示をしました。ーどんな内容の展示ですか。札幌では、小さい絵を展示しました。自分の部屋にあるベットの横に小さいちゃぶ台を置いて、子ども寝た後に描いていました。ーその小さな絵の写真データなどを拝見することはできますか?それが・・・最近、ハードディスクを子どもにぶん投げられて、消失してしまいました(笑)。ーあらら(笑)。「諦めろ」ってことかなと一瞬思ったりしました(笑)。今住んでいる家でもそうですが、子どもが生まれてからは、「自分専用の制作場所」と呼べる場所を持ったり、そこに行くのも難しく、福井でも子供と一緒に寝る部屋で作品制作をやっていました。気を抜いて、データを保存したハードディスクを見える場所に置いておいたら、二段ベットの上から「えいっ」て投げられちゃいました。ー僕も、むかし子どもたちにいろいろやられました。子どもは、ああいうことって楽しいんでしょうね。ーその後、福井でのどのように生活していたんですか?柿を収穫したり、バーベキューをしたりして、近所の人と猪を捕まえて、解体したりしました(笑)。ー猪の解体!?普通に田舎を楽しんでました。地元の人とも仲良くなりました。でも経済的にも時間的にも余裕がなく、かなり疲弊してもいました。子が生まれて、北海道の親に子どもの顔を見せにいくのもお金がかかります。そんな時に、福井にどかっと雪が降ったんですよね。30年に一度くらいの大雪でした。地元の人たちは子どもの時にこんなのが一回あっただけと言っていました。ー雪は大きなポイントだったんですね。屋根まで積もる雪が降りました。古い家に住んでたんですが、屋根の軒がポキッと折れちゃったんですよね。「修理しないでここに長く住み続けるのは無理だなぁ」って話になりました。腹くくって修理して住み続けるか、北海道に帰るか、どっちかみたいな二択を迫られたんです。結果的に、もうダメだってなって。2018年に、仕事を見つけて北海道に帰ってきました。恵庭市に戻りました。北海道にUターン子育てしながら再び作品制作北海道に戻ってきた2018年から現在まで、札幌市のグラフィック・デザインの会社で昼間は働くようになりました。もうすぐ5年ぐらいになります。それから、北海道に帰って恵庭に住んで1ヶ月後に、いきなり北海道胆振東部地震がきたんです。※北海道胆振東部地震=2018年9月6日に北海道胆振地方中東部を震央として発生した地震。地震の規模はMj6.7。地震の影響で道内全域約295万戸でブラックアウト(停電)が発生した。ー地震の時はどうしていました?私の方は電車で会社に通っていたので、休んでいたんです。でも、夫は当時、内装仕事をしていて、地震の2日後ぐらいから「納期もあるから行かなくちゃいけない」って言って、会社に行ってしまいました。私1人と子どもだけで家にいました。ーやっと電気が復旧した時期ですね。そうです。その地震の後、木工の仕事で独立したかったという話も出て、夫は会社をやめました。「今住んでいる家に家賃払うの無理だね」って話になって、南区の夫の実家に引っ越すことになり、私は夫の実家から仕事に通うようになりました。ー福井から北海道に戻ってすぐ地震で引越し。さらに人生の分岐点がきた感じですね。たまたまそんな感じになりました(笑)。子どもの保育所もずっと待機で、ようやく入れた矢先だったんですが、また、引っ越すことになりました。ー作品の話を聞かせてください。福井の家の庭の柿の木の写真を使った「2013年、庭の柿の木」(2018年)という作品を拝見しました。札幌に戻った2018年に制作しました。(「2013年、庭の柿の木」 撮影:山口誠治)ー制作の経緯を教えてください。北海道胆振東部地震の直後に「Nameless landscape」というグループ展にお誘いいただいて、その展示の一部として制作しました。写真の上に蓄光糸で刺繍のドローイングがしてあります。部屋全体が数分おきに明点と暗転を繰り返していて、それぞれで違うイメージが見えるようになっています。雪害と地震で相次いで引っ越しする中で、何か自分の制作環境や作品に対する意識が変わったように思ったのですが、どう変わったのかわからなかったので、あの作品を作った感じです。ー作ったあとに「なぜ作りたかったのか?」気がついたりするんですか?作っても、よくわからなかったんですよね(笑)。ー(笑)なにかあると思ったんです。福井の家の柿の木が気になっていたんでしょうね。毎年食べきれないぐらい柿がなるんです。枝がしなってしまうくらい。前に住んでた人が植えていたんです。そうすると、柿がいっぱいあるから、山から猿が降りてくるんですよ。ーさるかに合戦!?そうですね(笑)。北海道には柿がないので、最初は福井のその景色に異国情緒を感じました。曇ってる空に真っ赤な柿の実がなっている風景が、すごく印象に残っていました。福井を後にする時、その柿の木もそのまま置いてきちゃったので、ずーっと気になっていたんでしょうね。北海道に戻った途端に地震がきて、古いアパートだったので、壁がワシワシと割れちゃって、それが柿の木の枝みたいに見えたんです。福井の柿の木の写真の上に、北海道のアパートの壁のひび割れを、蓄光素材の糸で刺繍しています。ーこの作品に蓄光素材を使ったのはなぜですか?子どもが寝てから、布団の中でできるものということで蓄光素材を選びました。それから、最初に福井の家を借りたとき、前に住んでいた人が残していった電灯のスイッチ紐の先に蓄光の星がぷらーんとぶら下がってたんです。ー蓄光のスイッチコード、子どもの頃よく見かけました。(福井の家に実際あったスイッチコード 本人撮影)私たちが住み始める前の誰もいない間も、昼はここで光を溜め、夜は光り続けていたんだなと考え、誰もいない場所で、そういう風に光っている蓄光の星が、いろんな場所にあるんだろうなって思いました。今の家にも、子ども用に蓄光の星を壁に貼っていますけれど。ーアイデアは、子育てなどの生活から出てくることが多いんですか?仕事や子育てをしながらできる作品を作っています。「ゴルディロックスを待ちながら」(2019)という作品の土台は、布に糸と針で刺繍したものなんですが、終わったら畳んですぐにしまうことができます。素材の布は、引越で着ている服を処分しなければいけなくなって、それを切ったり、縫ったりして作りました。ユニクロのシャツなどです(笑)。子どもと生活することで、良くも悪くも思ってなかったところに連れて行かれることはありますね。(「ゴルディロックスを待ちながら」 撮影:山口誠治)ー北海道に戻ったその後は、どんな作品を作っていますか?恵庭に住んでいた時は、かろうじて自分の部屋があったんですが、今の家に引っ越してからは作品制作ができる自分の部屋もないので、庭でできるような作品を作ろうと思いました。ー庭で作れる作品というのはどういうものですか?はい。土偶などの作品を作り始めました。ー土偶?!はい。意外と大変でしたけど(笑)。ーたしかに、庭で焼けますね(笑)。計画していないタイミングで自分の住居を移すことが続いたので、どこに自分の作品を保存しようかと困りました。捨てられない。だんだん自分の作品を持って移動するのが、しんどくなってきちゃいました。引越しのたびに、作品の保管をどうしようと悩みました。持ち運ばなくていいので「短歌」を作ってみたりとか、場所を取らない作品づくりを探していました(笑)。ー作品の形態が変遷してきたのは、お子さんがいることや、引越しなどの環境の変化が関わっているということですね。そうですね。まさか、自分が土偶を焼くようになるとは思いませんでした。土偶だったら保存に困ったら、土に埋めればいいよなと(笑)。生活スタイルにあった作品作り土偶づくりにハマるーその後、どんな展示に関わりましたか?その後は「塔を下から組む~北海道百年記念塔に関するドローイング展」(2018年)という展示に関わりました。ーどんな内容の展示ですか?新札幌の「北海道百年記念塔」の解体方針が固まってきた頃に、佐藤拓実くんというアーティストが解体されるにしてもそこに塔があった事実はきちんと残すべきだという思いで始めたプロジェクトです。必ずしも佐藤くんのその方針に同調するメンバーだけではないのですが、そのテーマに関連してドローイングを作ってくれそうなアーティストに声がかかり、私もその一人として声がかかりました。※佐藤拓実=北海道を中心に全国で活動する美術家。近年は北海道の歴史に取材した平面作品を制作、展開している。(「北海道一万年記念塔」 撮影:メタ佐藤)ー百年記念塔ではなく、一万年記念塔なんですね。オリジナルの「北海道百年記念塔」は開基百年で100mの高さの塔なんですけれど、開基一万年で10000mの高さの「北海道一万年記念塔」という架空の塔が完成して、それを100031歳の私が家族と見に行く、というストーリーでドローイングを描きました。ちなみに、この時暫定的に考えた「北海道一万年記念塔」は「北海道百年記念塔」が100個縦につながった形をしています。ー何人のアーティストが参加したんですか?最初は8人だったと思います。今日持ってきたこれは「一万年記念塔」の土印です。2回目の展示「北海道百年記念塔展 井口健と『塔を下から組む』」(2020年)を小樽文学館でやった時に、博物館風の展示ケースの中に「押したらこうなります」というので、土偶に使ったのと同じ江別の粘土に押した印影も並べて展示しました。そして、この押されたものを焼くと、さらに土偶になります。ー終わらない感じですね。そうです(笑)。埋めたものを将来的に誰かが見つけて「なんだろう?」と興味を持ってくれるかもしれません。誰かが一万年後に見るわけです。現在は、プラスチックを食べる微生物なんかが見つかっています。風化に強い素材はなんだろうと考えた結果、土偶になりました。ーアーカイブで見せてもらったいくつか作品には「物がなくなっていく」とか「終わりがある」という意味の一貫性があるような気がしました。一貫性があるといってもらえて良かったです。自分ではそんな気はないんだけど、「森本はいつも全然違うことばっかりやってる」って言われることが多いんです。私は、いつも、「ギリギリ残っているもの」を作品にしてきたような気がします。「いつか終わりがある」という前提に影響されて作品作りをしていると思います。ーこれから、やってみたいことはありますか?近々、駄菓子屋さんをやってみたいと思っています。夫が使っているアトリエの庭を占拠して、最初はテントでやろうかなと思っています。名前も決めてあるんです。「ふろうと商会」か「ふろうと企画」にしようと思っています。ー「ふろーと」=float(浮く)ですね。ちょっと、浮いてる感じ?はい、(floatの意味は)なじみきらないというか・・・(笑)。テント営業とか屋台みたいな、移動しやすくて、あまりお金がかからない方法でやろうかなと思っています。昔から、そういう人が集まれる中間的な場所を作りたいなと頭の片隅で思っていました。ー実は僕の実家が、子どもの頃、駄菓子屋をやっていたんです。(しばし、駄菓子屋談義で盛り上がる)それから、もう少し土偶を焼きたいです。作ってばら撒かないと、あまり意味がないかなと思いますから。自分で持っていると保管しなければならない状態から逃げられないし。誰かにどんどんあげたり、埋めたりしていこうかなと思っています。このおたまじゃくしも、もらってもらえないかな。いらなければ、畑の隅などに埋めてもらいたいです。ー僕、何匹かもらっていきます。コロナ禍が落ち着いたら、みんなで土偶を焼いて埋めるという企画もやりたいです。この土偶の上にアクリル絵具のような朽ちるスピードが違う素材を塗ってみるのも面白いかなって思っています。ギリギリ残ってるものをみんなで見るみたいな感覚に、土偶はすごく合致してる気がします。家族でバーベキューしながら、焼き台で土偶を焼くこともできますもんね。ーそれも楽しそうですね。生活と作品を作るってことが結びつくんですね。結びつかないことって無理だと思うんですよね。ーHAUSでは、専業アーティストだけではなく、兼業アーティストの皆さんの話も取り上げていこうと思っています。そういう意味で、子育てをしながら作品を作っている森本さんの話は興味深く聞くことができました。アーティストに限らず、家庭と学校だけみたいな、限られたコミュニティーで子どもを育てているとしんどいじゃないですか。だからみんなで集まるコミュニティみたいなものがあってもいいのかなと思います。ーアートが発端のコミュニティが作られてもいいのかもしれませんね。昔は、アートをやっている人だけの集まりから、一旦距離を取りたいと思ったこともあったんです。「同質性の人たちの中ばかりにいちゃだめじゃないか」と思って離れたんです。その反面、アーティストの友達と話したり、誰かが制作している気配に触れたり、誰かの展示を見に行ったりすると、ちょっとホッとする自分がいました。ーはい。子どもと暮らし始めると、今度は、どうしても子育てを中心とした環境にこもりがちになってしまいます。子育てのコミュニティーは自分にとっては新しい出会いだったんですけど。アートのコミュニティや子育てコミュニティとか、いろいろな場所を行き来できると、もっといいのになあと思います。ーいろんな集まりに出入りできるということは、子育てなどをしている人たちの利点かもしれませんね。そうですね。個人的には、アートだけをやってる生活よりは良かったなと思っています。来年の夏で結婚して10年目くらいなので、これを節目に駄菓子屋も実現させたいと思っています。ー今日は、楽しい話をありがとうございました。森本めぐみ1987年 恵庭市生まれ。美術家。寓話世界のイメージを絵画やパッチワークなどで表現する作品を制作。「塔を下から組む~北海道百年記念塔に関するドローイング展」(ギャラリー門馬 2018年)、「Nameless Landscape」(札幌文化交流センター 2019年)、北海道百年記念塔展 井口健と『塔を下から組む』」(小樽文学館 2020年)などに参加。
インタビュー 演技と生活をリンクする 日々を見つめて「深化」する俳優 大川敬介さんインタビュー #インタビュー 大川敬介さんインタビュー演技と生活をリンクする日々を見つめて「深化」する俳優Text : 渡辺たけし(HAUS)Photograph : 長尾さや香Place : The Icemans工房裏庭(恵庭市)2022.8.28ジャン・レノに憧れて俳優業へ東京で芝居の基礎に出会うーよろしくお願いします。まず名前と生年月日をお願いします。大川敬介です。1979年生まれ。ー生まれはどこですか?札幌市清田区です。今は札幌市北区に住んでいます。ー大川さんは、俳優などのほかにもいろんなお仕事をしてると思うんですが、現在、生活を支えるためにどんな仕事をしていますか?電化製品のサポートを電話で行なうという仕事をやっています。元々は長く東京でお芝居をしていたんですが、納得できるような芝居の活動ができなくなり、北海道に戻ってきました。その後は、北海道の劇団に入って、演劇の講師をしたり、CMや映像のお仕事をしたり、俳優関係の仕事だけで生活していました。でも、それだけだと、どうしても貯金を切り崩していくしかなくて。その後、劇団を辞めてフリーになり、何もなくなっちゃったので、じゃあ、ちゃんと仕事しようかと。それがコールセンターの仕事を始めたきっかけです。ーコールセンターのお仕事って、今一番大変な仕事って言われてますよね。研修はちゃんとありましたけど、もともと芝居のことしか知識がないし、電話かけてくる人と商品知識は同じレベルだから最初は大変でした(笑)。やっと最近、なにも見なくても応対できるようになりました。コールセンターの仕事を選んだのは、時間の融通がきき、芝居するのに都合が良いからです。ー俳優の仕事をしようと思ったのは、どういう経緯ですか?10代の頃、何もしたいことがなくて、映画ばっかり見てて。ーどういう俳優に憧れましたか?当時は、もうとにかくジャン・レノが好きでした。フランス映画もですね。流行ってたってのもあるし。リュック・ベッソン監督でジャン・レノ主演で最初に撮った「最後の戦い」とか。とにかく映画が好きだったんです。漠然と俳優になりたいと思いましたが、映画にはあまり関わりがなくて、結局、舞台ばっかりでした。ー東京ではどこで演劇をしていたのですか?専門学校を出た後に、最初は、秦建日子(はた たけひこ)さんという脚本家の養成所で、がっつりお芝居の勉強をしました。その養成所で講師をしていた「富良野塾」出身の築山万有美さんという女優の方に俳優としてのイロハを教えてもらいました。それは今でも自分の演技の根底にありますね。最近、改めてそれが大事だなって思っています。※ 秦建日子=小説家、劇作家、演出家、脚本家、映画監督。2003年から2013年まで演劇ワークショップ「TAKE1」を主宰。2006年ドラマ化ヒットした「アンフェア」の原作者としても有名※富良野塾=北海道富良野市にあった脚本家と俳優の志望者たちのため養成所。「北の国から」の脚本家 倉本聰が塾長だった。※ 築山万有美=富良野塾出身の俳優。京都府出身。ー稽古場はどこにあったの?事務所は麻布十番にありました。当時は麻布十番のカフェ・ラ・ボエムっていうレストランで夜中働いて、昼にそのまま稽古場に通ってました。そこの養成所には2〜3年くらいいました。食えずに札幌Iターン兼業俳優という選択ー秦建日子さんの養成所をやめた後は?フリーでの活動を模索してたんですけど、俳優として東京で生活していく事に、次第に限界を感じるようになりました。30歳前後でしたので、今後の人生とか考えて、北海道に帰ってきました。ー東京での生活は何年続いたのですか?結局、12年で東京を出ました。ただ、20代の時に東京で知り合った友達は、自分にとっては大き存在でした。自分の成長過程を知っている友達だったので、それを捨てて東京を後にする感覚だったので、当時はかなり悩みました。それと比較しても、俳優を続けたいっていう気持ちが勝ったので、札幌に戻り、札幌の劇団で俳優を続けることを選択しました。ーそのあと、札幌の演劇ユニット「イレブンナイン」に入団したんですね。このカンパニーに入ったきっかけは?※イレブンナイン=札幌を中心に活躍する演劇カンパニー。まだ東京在住の時、秦さんからのすすめで、一度、納谷真大さん(「イレブンナイン」主宰)演出の舞台に出させてもらったことがありました。それが、その劇団を選んだ理由の一つです。札幌の俳優に混じって、僕だけが東京から参加していました。北海道舞台塾の企画「正しい餃子の作り方」(2008.3札幌にて上演)というお芝居でした。ー北海道が新しいステップだったんですね。やはり、また東京に戻りたい?「また東京に戻りたい」という気持ちは、若干変化してます。今は日本じゃなくてもいいのかなということをボンヤリと思っています。精神的にもそうですけど、役作りのプロセスに関しては、東京でやってる人と、世界でやってる人とあまり変わりはない気がします。東京でやっていても、札幌でやってても、札幌以外の地方でやってても、例えば森の中でやってたとしても、すごい人たちはたくさんいることを知りましたし。でも、やってる以上はたくさんの人に観てもらいたいなっていうのはあります。単純に稼ぐお金の問題もありますし(笑)。ーわかります。お金も重要です(笑)。札幌は俳優だけで食えてる人ってほとんどいないと思います。俳優業だけで生活している人のことだけを「プロ」とは呼ぶわけではないなと、改めて今は強く思ってます。ーHAUS(Hokkaido Artists Union Studies)のスタンスでいうと、専業のアーティストだけが、アーティストではないと考えています。札幌は、圧倒的に兼業アーティストが多いですよね。特に俳優業に関していうと、この職業自体に「プロフェッショナル」という言葉が当てはまるのかという疑問を感じています。流暢な演技をする人が「プロフェショナル」というイメージがあると思うんですが、それはちょっと違うと思っています。どれだけ演技をしないかっていうことが、重要だと僕は思っています。ですから、俳優の「演技力」と「生業として成立しているか」ということは、直結していないと思うんです。北海道にも、専業俳優ではなくても凄い芝居するなって人が沢山います。舞台人との出会いそして、林業との出会いーなるほど。ほかに影響を受けた方はいますか。「イレブンナイン」の活動のなかで、劇作家・演出家の山下澄人さんに出会えたことは、かなり衝撃的な出来事でした。※山下澄人=小説家、劇作家、演出家、俳優。2017年、『しんせかい』で第156回芥川賞受賞ー劇団「FICTION」主宰の方ですね。山下さんとの作品づくりの中で、経験も肉体も精神もフルに使い果たさないと、本当に面白いと思うものはできないっていうことを、まざまざと感じさせられました。体の生皮を全部はがされた気がしました。実際にそう言われたわけではないですが、「お前は、本当にこの世界を捉えているのか?」「お前の真剣は本当に真剣なのか?」いうことを常に問われるような日々でした。今まで台本に書かれた役しか見えてなかったものが、全方位対して開いたような感覚は、ものすごくあるんですよね。人間を演じるヒントは、日常の中にたくさん隠れていると思います。最近は人じゃないものばっかり演じてますけど(笑)。羊屋白玉さん演出の指輪ホテル「ポトラッチ」(2021.12白老にて上演)で自分が演じたのは、山の精霊みたいなものだと思っています(笑)。※羊屋白玉=指輪ホテル芸術監督・演出家・劇作家・俳優。HAUSメンバー。指輪ホテル「ポトラッチ」撮影: yixtapeーその他は、最近どんな芝居に出演していましたか?最近だと、櫻井幸絵さん演出の劇団千年王國「からだの贈りもの」(2021.12札幌にて上演)です。もうすぐ、再演もあります。もともといろんな演出家のもとでやりたいっていう希望がありました。福岡に行って韓国のコンテンポラリーダンサーの振り付けの作品にださせてもらったり。あとは、コンドルのスズキ拓朗さんや、山海塾の石井則仁さんの作品に出演しました。※櫻井幸絵=札幌を代表する劇団「千年王國」を主宰。けれん味溢れる舞台には定評あり。※コンドルズ=コンテンポラリー・ダンスカンパニー。男性のみ学ラン姿でダンス・映像・コントなどを展開。世界20ヶ国以上で公演。※スズキ拓朗=ダンサー振付家・演出家チャイロイプリン主宰、コンドルズ所属。Eテレで振り付けなども。※山海塾=1975年に設立された天児牛大主宰の舞踏グループ。世界43ヶ国のべ700都市以上で公演を行っている。※石井則仁=舞踏家、振付家。キュレーションカンパニーDEVIATE.CO芸術監督、山海塾所属。ー身体表現が多いですね。「こんな表現をしたい」という目標はあるんですか?到達点ってあるんでしょうかね?演技の正解もその都度あるんでしょうけど、本番の舞台が終わった数年後、なにかしらの日常生活をしてる時に、「あ、これだ!」って気づくことがあります。目標は果てしなく遠くにある気がします。演技というものがなにかわからないから続けている気がします。ーお話を聞いていると。道を求める侍っぽいですね(笑)侍っぽいというのは、昔からよく言われます(笑)。ーこうやって俳優の仕事をしながら、今は林業にも興味があるとききました。林業と出会った経緯をお話ししてもらっていいですか?2020年にアーティストの竹中博彦さんに、話の流れで「大川くん、キコリをやってみない?面白いよ」と教えてもらいました。恥ずかしい話ですが、林業という職業があるっていう事もその時まで知らなかったので、「何ですかそれ?」ってなったんですけど。多分、瞬間的に「面白そう!」って自分のセンサーが反応したんですよね。※竹中博彦=北海道を中心に氷と雪を使った美術作品を作り続ける「The Icemans」の主要メンバー。今回の取材場所は、竹中さんの自宅庭を拝借した。林業に惹かれる理由不安定な足場思い返すと、2018年の飛生芸術祭(白老町)で、石井則仁(山海塾)さんの作品に出たことがあったんです。クリエイションの過程で、飛生の森に集まる動物の神様をモチーフに、出演者がそれぞれ自分で振り付けを考えるという宿題がありました。自分は馬の神様をモチーフとして選びました。その本番の中で、石井さんから、舞踏の技の一つに「伐倒(ばっとう)」という技術があるということを教えてもらいました。木を切り倒した時のように、自分の体を、そのまま後ろ向きにバタンと垂直に倒すという技なんです。石井則仁振付「神景」 撮影:yixtapeー何もない地面に垂直に倒れるんですか!?森で後ろ向きのまま、受身を取らずバタンと倒れるんです。それを見た時に衝撃を受けました。多分その記憶もあって、林業に繋がったんだと思います。結局、今、ライスワーク(ご飯を食べるための労働)として働いているコールセンターの仕事は、芝居に直結するわけではないので、それを変えたいなって思ったんです。林業と俳優の二つをライスワークとライフワークにしたいと思うようになりました。2021年から林業研修として白老町の林業の会社で研修を受けています。今すぐ始めてしまうと、どうしても賃金が下がってしまうので、まだ転職したわけではないんですけど、今は準備段階です。月に何回か勉強に行っています。ーどのくらいの期間、林業の勉強するのですか?3年後ぐらいに転職できたらいいなと思っています。今は、いろんな人の話を聞いて、情報を仕入れてる段階です。けれども、舞台と同じように、国や自治体からの補助金をもらわないと、林業も厳しそうだということがわかりました。特に自分がやろうとしている自伐型林業っていうのは、特に厳しいそうでして。たくさんのネットワーク必要だと思っています。去年は、月に1回の研修を半年間やりました。研修が終わった人は、自分ではじめるなり、どこかの会社に入るなりしていると聞きました。人それぞれなんです。今、やっている仕事もあるので、ガラッと生活を変えることができないのが、もどかしいんですけど、三年後にスタートできればいいなと思っています。今はガッツリ「林業やってます!」って胸張って言えるわけじゃないですけど、準備はしています。歩みは遅いかもしれないですけど。※ 自伐型林業=一気に伐採するのではなく長期的な視野で森を育てていく林業ー林業のどこに惹かれたんだろうね。林業の研修で、初めて自分が立木を切った時、ものすごい音を立てて木が倒れていくんですが、その音がものすごく美しかったんです。鳥肌がたったのを覚えています。もちろん命懸けで舞台はやってますけど。舞台をしてても実際に死ぬことは、ほとんどないわけですよね。でも、林業に関していうと、一歩間違えると本当に死んでしまうわけです。ー命がけですね。実際に自分もチェーンソーで失敗して、ちょっと危ない目にもあってますし。重機にぶつかってしまった人も実際見てますし。そうなってくると、木を切る時の準備段階として、「どこを切ったらいいのか?」、「どの方向に倒したらいいのか?」、「この切り方で合ってるのか?」っていう感じで、頭も身体もフル回転させないといけなくて。山の中って平らじゃないですよね。安定できないことですごく鍛えられる気がしています。役者をしているときの不安定な感覚にも似ていると思います。ー不安定というのは、体幹的にっていう意味だけではなく、精神的にという意味もですね?林業している時の感覚は、精神的にも敏感になります。舞台上で芝居している時の感覚とあまり変わらない気がします。なので、森で働くっていうことと、舞台上で芝居しているっていう感覚がものすごく近いっていうことを体感したんです。それで、林業も面白いなって思い、始めたいなと思ったんです。祖父が大工をしていたというのも、何かしら自身のルーツとしてあるのかもしれません。祖父も材を取りに山に入っていたというのも聞いたことがありました。でも、仕事としてやるには経験も全然足りないですし、林業を自分の仕事にするのは、まだまだ一人では怖くてできたもんじゃない。俳優と林業は兼業できるのか?木の皮剥きの密かな悦楽ー俳優と林業の兼業を希望ですか?俳優とも兼業していきたいと思っています。お金をかせぐことが目的の労働の中だけにいると、俳優としてのセンサーが閉じてしまう気がしています。生活として働いてる時も、舞台の感覚は錆び付かせたくないんです。俳優としての感覚を研ぎ澄ますためにも、林業が自分にとっては適してるんじゃないかなって思っています。他に俳優の感覚を磨ける職業がありそうだったら教えてください(笑)ー兼業のアーティストって、お金を稼ぐ仕事(labor)と作品作り(work)をどう使い分けているんだろうね。それはArtis Ttreeのテーマでもあるんです。たぶんその人なりに、そういった感覚をリンクさせながら生活してるんだと思います。今までは芝居が第一優先としてありましたけど、今は家族もいますので、芝居をしてるっていう時点で迷惑かけてるなという思いもありますが、パートナーもパフォーマンスの仕事をしているので、わかってくれていますけれど。夫婦で、お金のことや今後の仕事について話し合うこともあります。そのことは、しつこいぐらい話すようにしてます。自分一人だけの生活ではないので、そこもあくまでチームとしてお互いにやりたいことができればいいなと思っています。ー話は変わるのだけれど、最近、木の皮を剥くワークショップなどをしていると聞きました。「木の皮を剥く」活動って?木の皮をひたすら剥きますね。ーやってみると、面白いですよね。面白いですね。自分の癖で、何に関しても芝居の役作りとか、演技の感覚に絡めちゃうんですよ。一般的に「役者は、役の仮面を付ける」と言われますが、僕の感覚としては「仮面を外す」ってほうが近いんです。この木の皮を剥くっていう作業が、演技の感覚とリンクすることが多くて。木の皮を剥くと、想像していなかった木の姿が現れます。普段では見れない姿が見れるわけです。剥いてみたら、その中に虫が蠢いていたりとか、木の中が腐っていたりとか。木の内部の本当の色は、こういう色なんだと分かったり。すごい美しいなって単純に思うんです。伐採したばかりの木の皮は水分を含んでるから、ものすごくスルスル剥けるので単純に気持ちいいです。剥け方は木の種類によっても違います。面白いから、勝手にやってる感じです(笑)。ー勝手にやってる感じね(笑)。この間、発見したことがありました。伐採してしばらくたった乾燥した木を貰って剥いでいたんです。一回濡らして水分を含ませると、剥きやすくなるんですよ。木の中にも微生物なんかもいるんだろうね、濡らして剥くと木の匂いが変わってくるんです。そのときは、海の匂いに似てるなって思いました。ー不思議ですね。多分、木の中にいる微生物が腐ったような匂いだと思うんです。海の匂いなんかも、生物が腐った匂いなのかもしれませんね。自分の記憶の中でのドリームビーチの匂いでした(笑)。海の匂いも、本質的には、生き物の死骸が堆積した匂いなんでしょうね。「死」の匂いだと思うんですよね。すごく面白いと思います。こういうふうに勝手に想像していることが、俳優としての役づくりにつながればいいなぁと思ってます。ー木の皮剥きのワークショップはどんな感じでした?参加人数は少なかったんですけれど(笑)。でも、ワークショップをしたことで、多分、僕自身はすごく癒されたんですよね。木の皮剥きって、やってみると好きな人はたくさんいると思うんですよね。ーぼくも、先日挑戦しましたが、これは創作の時の感覚に似てるなと思いました。思いますよね!木の皮を剥いている時って、脳がすごく動くんですよね。ここで木の節に引っかかるようだったら、どの方向に、どういう力を入れて剥けばいいかとか。ーわかります。攻略的な目線ですね。では、将来的には、林業しながら俳優やっていこうと?そうですね。俳優は体が動かなくなるまでやりたいっていう気持ちはあります。しかし、俳優という仕事が生業になるかどうかも分からない。でも、俳優業も労働の一つと捉えているので、死ぬまで続けるという目標だけは二十年以上変わってません。ー仕事の概念が「お金を稼ぐこと」となったのは、わりと近代になってからなんですって。自己実現だったり、「それをしていきたい」という欲求が仕事であるはずだと、労働を専門に研究している人たちは言いますね。そうかもしれないですね。俳優としてのモチベーションさらに深くまで潜りたいー将来的に、演技指導の仕事などしてみたいという気持ちはありますか。CrackWorks「undercurrent」 撮影:クスミエリカhttps://youtu.be/MXNatAhx1Mcもちろん頼まれればやりたいですね。演技指導される側の人に対して、それこそ皮を剥いてしまうかもしれないから、指導される側も大変なんじゃないないかと思いますが(笑)。ただ、基礎を教えてくれた築山さんがそういった指導だったので、そこは受け継いでいるかもしれません。山下さんの作り方も物凄く影響を受けていますし、実際自分が講師をしていた時もひたすら学生たちの演技の固定概念を外すような指導をしました。演劇ではないけれど、最近、「CrackWorks」っていう集まりを作って、YouTubeに映像作品をあげています。ただ、自分で作品をつくってみてわかりましたが、自分自身は、作り手よりも、役者=プレイヤーを続けたいという思考が強いんだなっていうのは再認識しましたね。でも、特にこの札幌では、プレーヤーだけでやっていくのはどうしても難しいので、自分から作品を作っていた方がいいのかなとは思っています。ー大川さんが、作品を作り続けるモチベーションってなんなんだろうね。僕は、今生きている人に対して演劇をしてない気がします。むしろ、死者に対してなのかな。僕の中には、常に世の中に関する絶望があるような気がします。芸術のシステムや社会にも、政治にも。僕がやってる演劇の根底に何があるのかなって改めて思った時に、まず絶望があって、その上に怒りと祈りがあると思います。2020年にサッポロ・ダンス・コレクティヴで上演した「さっぽろ文庫101巻 『声』」に参加したときも、コロナで苦しんでいる人たちに対して、何もしていないように感じられる政治に対しての怒りが、僕の演技の根底にはありました。※ サッポロ・ダンス・コレクティヴ=札幌を中心としたクリエイターが集い、提案、実験、対話し、ダンスを創造する集団。2018年から作品を世に送り出している。HAUSの母体。ーあの作品では、台本の一部も書きましたよね。当時は、コロナで苦しんでいる人たちの声をサンプリングしてるっていう感じでした。実際にコロナに罹患した方の声と、札幌に点在しているホームレスの方たちの声と、自分がやっているこの俳優としての声、劇場の現状などをいろいろサンプリングしてテキストを書きました。ー俳優の仕事、自分の生活、社会に対する思い、いろんなものの距離が近くなっているんですね。全部がリンクしてるような感じがありますね。リンクすることで、さらにそれぞれが「深化」していくイメージもあります。このインタビューの最初の話題にでた監督リュック・ベッソンの映画「グラン・ブルー」も、ダイバーがフリーダイビングで、海に深く潜るって話でした。潜り過ぎると戻ってこれなくなっちゃうってのも演技と一緒かな。ー次の本番はいつですか?次の本番は、劇団千年王國 「からだの贈りもの」再演です。HIVエイズに感染した末期患者の役を演じます。ーまた、激しく体重を落とすのですか?初演では12キロ落としたと聞きました。レベッカ・ブラウンの原作の一行目は「今度の人は見た目に一番不気味だった。本当に病そのものに見えた。」という体の描写から入ってるので、「じゃあそれはそういう体にならなきゃいけない」と思っています。映画「グラン・ブルー」ではないですけれど、ギリギリまで潜りたい気持ちはあります。ー今日はいろいろお話し聞けてよかったです。話がいろいろと、とっ散らかって、すみません。ーそんなことないですよ。ありがとうございました。興味深かったです。大川敬介1979年 札幌市生まれ。俳優。秦建日子氏に2年間師事後、様々な劇団やダンス作品に参加。2021年よりCrack Worksを主宰し、演劇に捉われない作品や企画を発表。最近の俳優としての出演は、指輪ホテル「ポトラッチ」(しらおい創造空間『蔵』2021年)、劇団千年王國「からだの贈りもの」(2021年初演、2023年再演予定)
ハウスサバイバルアワード 演劇のことだけを考える1泊2日のワークショップ計画進行中米沢春花さんの伴走レポート #ハウスサバイバルアワード 米沢春花さんの伴走レポート米沢春花さんと「演劇のことだけを考える1泊2日」というイベント企画を練る 2022.12.14text 渡辺(HAUS)今回、HAUSのサバイバルアワードに参加してくれた米沢春花さんが企画しているのは「演劇のことだけを考える」という1泊2日の演劇ワークショップイベントです。最近は、コロナ禍ということもあり、演劇関係者が新たに出会う場所が少なくなりました。いろいろな人が「演劇」を通して顔を合わせ、同じ釜の飯を食い、作品作りに関してあーだこーだとがっつり話し合う。そんな1日を作りたいということがコンセプトです。ただ、WSを行うだけでなく、自分達を取り巻く環境のお話しや困りごと、忌憚なく話せる場所が欲しいと、米沢さんは話しています。もうすぐ募集フライヤーができそうですので、HAUSからもご案内したいと思っています。米沢さん曰く、「子どもが小さいから参加できない・・・」とか、「仕事終わりが遅すぎて参加しずらい・・・」など、個人個人の皆さんの小さな困りごとにも目を向けて解消のお手伝いをしつつ、「演劇のことだけを考える」数日を作りたいと動き出しています。HAUSは、困りごと解消を中心に、応援してきたいと思っています。米沢春花脚本・演出・舞台装置・舞台監督。札幌生まれ。高校の頃から舞台に関わり、主に舞台装置作りなどを始める。2010年劇団fireworksを旗揚げ。以降、劇団の本公演全ての脚本・演出を手がける。
ハウスサバイバルアワード RED KING CRAB 「遭難」本番極寒のIcemansアトリエで野外稽古竹原圭一さんの伴走リポート #ハウスサバイバルアワード 竹原圭一さんの伴走リポートRED KING CRAB 「遭難」極寒のIcemansアトリエで外稽古2022.12.17text 渡辺(HAUS)RED KING CRAB「遭難」の公演が、2022年12月15日〜18日、生活支援型文化施設コンカリーニョ(札幌市)で行われました。主宰の竹原圭一さんは、HAUSサバイバルアワードに参加し、HAUSからの賞金を、コロナ禍で活動制限がかかる学生支援に使いたいと言ってくれました。今回の公演の中で、学生の無料招待を行ったり、学生が公演するときの機材提供などの費用として、HAUS からの支援金を使ってくれています。Icemansのアジトで稽古をするRED KING CRABの皆さんまた、アワードで知り合った美術制作集団「Icemans」とも意気投合。今回の「遭難」は雪山が舞台ということもあり、恵庭市にあるIcemansの広大な庭で、外稽古を行なったそうです。HAUSの活動を通じて、アーティスト同士のつながりができています。

Artist Tree
HAUSはアーティストが出会える場所を作りたいと考えています。
できれば、やっている活動にこだわらず、いろいろな人たちが。
普段やっていることを宣伝したり、思っていることを伝えあったり、
ちょっとした困りごとを交換しあえるスペース。
そんなふうに「Artist Tree」を使っていってください。
アーティスト以外の皆さんもみることできますので、
札幌近郊ににどんなアーティストがいるのか
たくさんの人にお知らせするのも、このサイトの目的の一つです。

支援とアワード
2022年9月に募集したハウス・サバイバル・アワードでは、40組のアーティストからの応募があり、全てのアーティストたちのサポートをすることに決定しました。
審査はHAUSの各メンバーが定めた審査基準に対して、どのアーティストへ重点的に支援を行うかHAUS内で議論をしました。結果としてご応募頂いた全ての方に対して資金面に限らず何かしらのサポートを行いHAUSが伴走することにしました。
今回のハウス・サバイバル・アワードは、HAUSが目指しているアーティスト同士の関係を作り出すための実験的な取り組みです。40組のアーティストたちにHAUSメンバーが伴走している様子をどうか見守ってください。

HAUSについて
北海道のあらゆるアーティストの活動環境問題にただただ心を痛めている場合ではないと、2019年秋に設立。
アーティストの自律を駆り立てる芸術的社会的な基盤を目指す中間支援団体です。
以来、創造の現場における様々な”声”を掬い取り、舞台作品上演や、現場のハラスメント実態からつくられたリーディングなど”声”の可視化に取り組んでいます。