HAUS | Hokkaido Artists Union studies

株式会社トーチ伴走リポート

Gallery Slideがプレオープンしました

2022.12.15
text 戸島(HAUS)

Gallery Slideが、北18条のSeesaw Booksの隣に完成しました。プレオープン企画では3名のアーティストの作品を迎えています。元々は車庫だったスペースが、小さなギャラリーに生まれ変わりました。

佐野和哉さんという方が、メディア表現を学んだ後、株式会社トーチを立ち上げ、メディアを活用した事業を中心に活動なさっています。今回、Gallery Slideというギャラリーを作るということで、HAUSは資金の一部を助成しました。

Gallery Slideの構想は、札幌にギャラリーや展示スペースが少ない、これでは札幌の若手作家の展示機会が限られてしまう、道外の最先端のアートも呼び込みにくい、という問題意識から始まりました。創作活動に取り込む方のモチベーション向上や活動発展に活かせればと考えています。

10月に予定地を見せてもらった時には軽量鉄骨と板で形にしていっている途中でした。元々車庫の場所なので天井が低いのですが、それを活かしながら面白い場にできたらと話しておりました。完成した今、考えているのは今後の運営についてです。作品を売ったり、場所として貸したり、様子を見ながら進めていくそうです。興味のある方はぜひ!

彼はこのギャラリー以外でも、広告代理店で働いていた経験を活かして、経済的な領域から、アーティスト活動を支える仕組みを作りたいと思っているとのことです。例えば、表現と生活を両立していくのに、時期を選んで働けたり、自由に淡々と作業ができたり、働きやすい場所があるといいというアイデア。実際に事業は進行していて、高齢化して事業を売りたい会社の事業承継をしようかと話が動いているそうです。

アーティストの相談にのるHAUS、ビジネス領域につなげる佐野さん、お互いに協力できたらよいなと考えています。

2022年12月19日(月)Gallery Slideプレオープン展示『sandbox』トークイベントhttps://torch-galleryslide-1.peatix.com/

“札幌でつくっている人たちとの接点をつくるための小規模ギャラリー「Gallery Slide」”
プレ展示「sandbox」