HAUS | Hokkaido Artists Union studies

佐藤遥さんの伴走リポート

ライブハウスmole16周年イベント
踊りながらの人つなぎとリサーチ

2022.11.12
text 戸島(HAUS)

佐藤遥さんと、ライブハウスmoleに行きました。彼女は音楽ライターで、自身の注目する札幌の音楽シーンを記録しまとめたいということで、HAUSサバイバルアワードに応募してくださいました。注目しているのは特に、今回伺ったmoleなどのクラブハウスで行われるダンスミュージックです。今回、16周年イベントがあるとのことで、一緒に行って様子を見てきました。

夜の11時に始まります。喫茶店で軽くお茶をしてから、会場へ向かいました。彼女は元々はイギリスのダンスミュージックが好きで、将来的にはその界隈も記事にしていきたいと話していました。

会場内での彼女と周りとの交流がとても印象的でした。知り合いのDJに挨拶をしたり、見かけたことのある方に話しかけたりと、人脈を作っている様子がうかがえました。さすが音楽ライターですね。私のように初めて来た方と友人をつなげることもあり、札幌のクラブハウス文化を盛り上げたい気持ちや、周囲に慕われる彼女の人間性を感じました。

熱気と人の渦に半分飲み込まれながら踊り、明け方イベントが終わった後には、当日出会った方たち数人と朝ご飯へ。DJやmoleに通う方たちと共に、眠い目をこすりながら、音楽機材の話や、佐藤さんがこれからインタビューをする相手候補の相談も話に出ました。佐藤さんの注目するものを中心としつつ、クラブハウスの経営者や出演するDJたちに相談しながら、音楽ムーヴメントが書き起こされていくことになりそうです。札幌では、いくつかの拠点それぞれの盛り上がりがあるという背景も交えながら、シーン形成期から今までの中心DJたちからかかる音楽ジャンルの様子など、少しずつ書き起こして残す予定です。

Sound Lab mole 16th anniversary PARTY
http://mole-sapporo.jp/sound-lab-mole-16th-anniversary-party/